新約 とある魔術の禁書目録 3

読了。

『つーかそれよりさ、外見なんて旧計画の個体と変わらないってのは分かってたんだけどさー』
『な、何よ』
『クローンにイロイロ負けてるオリジナルってどうなの存在価値あるの?』
『……それは乳の事を言っているのか……?』


うーん、微妙。
どんどん複雑になっていって、新しいキャラをどんどこ投入するし、なーんかついていけないなあ。まあ読んでる間、ミクロな視点で戦ってるのはそれなりに楽しめるんですが、それが終わってマクロになって「実は単なる下っ端、計画は滞り無くやってまーす」 てな感じだと、もう面倒くさいとしか言えません。もういいじゃない、さっさと倒しちゃっても。
普通に戦ってたり啖呵切ったりするシーンでは盛り上がれるのに、その努力を最後でさらっとひっくり返されると、虚無感というか、面白いと思ってた気持ちの行き場はどこに行けばいいのか、って感じになってですね……。……。よく考えれば、既刊ってだいたいそんな話だった気がした。フィアンマ戦が終わるまでは我慢できたけど、流石に新約以降は引き伸ばし感が強いなー。いや、だから”新約” なのかもしれませんが。



美琴がやっぱり報われないヒロインポジションで、かといってインデックスは出番的にアレだし、はてさてどうなることやら。