天冥の標6 宿怨 PART 3

天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)

読了。

ともかくメララはどちらかといえばクラスの少数派で、それだから、主流派の人が自動的に当然のこととして決めていく事柄に、抵抗を覚えることがよくあった。
気持ちをそのまま外へ出すことの、不毛さも。

おっもしれぇ!
これにてやっと宿縁三部作が終了。くはぁと溜息をついて読み終わるこの感じ、どんどん風呂敷が広がっていく壮大さが気持ちいいですね。
章タイトルがどれも良くて、7章と終章は特に良かったですね。そういえば天冥の標って結局どういう意味だったんだろうなあ、と読み返してみる。うーん、5章の「小さなひとつの道しるべ」 か、もしくは「VO入りのカプセル」 が候補かな。


さて、次は「7 新世界ハーブC」とのこと。「スカイ・クロラ」シリーズみたいに最終巻が1巻っていう構成かと思ってましたけど、よく考えたら1巻って途中で終わってるし、7巻で1巻の時系列に追いついて、8巻から1巻より未来へ進むって感じかなあ。次も期待です。