SH@PPLE ―しゃっぷる― 5

SH@PPLE―しゃっぷる―(5) (富士見ファンタジア文庫)

読了。

「強すぎる気持ちって、かえって言葉にしづらいんだよね。出すタイミングも見失っちゃってるみたいだから。発散させてあげようと思って」
「意外に体育会系なんですね」
「はじめてきいたなあ、その意見」
とぼけて笑っていたら。
「……天然」

舞姫と入れ替わった途端にモテ始める雪国だが、ある夜せっぱ詰まった様子の少女が家へやってきて ! ?　一方SECと究極の美少女を探す舞姫、蜜と胡蝶の宮の素敵な出会いなど「入れ替わり」 な日々をコミカルに綴る第5弾

短編集でした。
あらすじなんかを知っていると面白さ半減なので、事前情報なんかは一切仕入れないわけですが……こういう「買ってから分かる短編集」 というのもがっかり度では劣りません。まあこれも楽しいんですけどね？ 期待というのはまた別でしてね？
第１章「月光スキップ」 ……餌付け！ 餌付け！
第２章「放課後天下無双！」 ……せめてプログラムをブラックボックスに見せかけるくらいしないと、当然の結果ですよねー。
第３章「召しませ、御用絵師」 ……135頁「ジーザス！ 消しゴム！ 練り消しです！」 料理対決のギャグに定評がありますな。
第４章「トレジャーハントGO! GO!」 ……後日談の鳥子が可愛すぎます。
第５章「ぼく、ゆきぐに」 ……小さい頃からそうだったんですねー。
第６章「あこがれ〜イカロスの乙女たち〜」 ……280頁「もうどこにも行っちゃダメよ、迷子の子猫ちゃん」 なんというハンター。というか改めて見ると（275ページ） 髪のボリュームありえないな！ くるくるまきまき！

新異装戦士SH@PPLEが壮大すぎて吹きます。次の短編集で続きに期待してみたり。