狂乱家族日記 七さつめ

狂乱家族日記 七さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-7)

狂乱家族日記 七さつめ (ファミ通文庫 あ 8-1-7)

読了。

よくわからない。さすが腐っても宇宙人ということか、ちょっと油断するとすぐ話が理解できない方向へ転ぶ。同じような外見をしていても、根本のところで人間とはべつの生き物なのだろう。
「ふぅむ、郷に入っては郷に従え……ならば妾もこの惑星では孤高であるべきだな!」
今さりげなく日本語使ったこの宇宙人!

突然、宇宙から卵が降り注ぐ。鳳火の眼前に女の子が落ちてきて「恋とはなんぞや?」 と問う。そして月香は忽然と姿を消す――「来るべき災厄」 編・前編。


あはは。面白かった。
もうほんと、久しぶりに面白かったよ日日日。ここ最近はコメディじゃない奴とかコメディ分が薄い奴とかが多かったけど、今回は久々に大笑いさせてもらった。そしてここにきて"凶華デレ"(重要?ネタバレ) とはな! あのいつもの台詞に、思いがけずしんみりもしてしまった。
個人的に気に入ったシーンは、引用文の辺りとか、『紅茶』 の漫才のボケ担当のようなウザさに笑ったりとか、191頁「お父さん。お母さん」 でやっぱりしんみりしたりとか、256頁「ごめんなさいは、どうしたぁ―――っ!」 はまさに気分爽快! とか。


なんかクライマックスもかくや、みたいな雰囲気だけど、ただ「来るべき災厄」 編なだけみたい。どこまで行くんだろ。