銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム:A long, wrong time ago

読了。

「でも、大きな失敗をしましたよね?」
So what?

かたや強制的に、かたや幸運な出会いによって氷の住人になった至藤響子とドミニク・ミラー。二人の友情と宿命。そしてオリンピックを一年後に控えた世界選手権にて、彼女たちに立ち塞がる桜野タズサの影――。


おお、良い感じ。
至藤は過去の話を幼少期から順々に、ドミニクは逆に過去の話を現在から遡って、最終的に現在の世界選手権を二人の視点で交互に、という構成。タズサ以外の視点というのは相変わらずだけど、やっぱ過去話はキャラクタに共感しやすくなって良いよね。ドミニクとか本当にただの悪役キャラだったし。
なんといってもラストの、ドミニクの演技が終わって残るはタズサのみ、タズサの演技如何によって……っていう場面のドキドキ感は堪らん。そうそう、1,2巻ではこういう感じだったよなあ、っていう。


あとがきで「次が最終巻です」 とか言いつつ後3巻も続いてるよ! さて楽しみ楽しみ。