銀盤カレイドスコープ vol.7 リリカル・プログラム:Be in love with your miracle

読了。

「もしかして、昔の初恋の人とか……」
「……そんなのいないわ」
「じゃあ誰?」
シャンパンを口に含み、またも意地悪系のモードで攻める。
でもリアは、目も逸らさず瞬きもせず――
「貴女」
「――っぇふっ!!」

5月。今期の五輪に向けて、タズサはロシアへ向かう。リア・ガーネットを育てた女コーチ、マイヤ・キーフラの元へ――。


やばかった。
何がってもうリアが! 155ページのイラストからしてやばすぎる。これは完璧ツボに入った。そしてそこから諸々あって、最終的に湖上の船の上で二人きり。な、なんという展開か……。個人的には、リアは実は起きてて故意にやったよ派で。
そしてその蜜月を通して、暴かれる自身の欺瞞。またガブリーとの対話を通じて、318頁「……このままでは、あまりにアンフェアだから」 というシビれる流れ。この引きで次の上下/最終巻とは……期待が膨らみすぎてどうしようもない。やっぱタズサ主体であれやこれやする話の方が面白いみたい。文句抜きで面白い。


好きなものは後で食べるよ派なので、一気に8,9巻に進むか、別の本を挟んで小休止してからじっくりと行くか、非常に悩む所。