ギロチンマシン中村奈々子 学級崩壊編

ギロチンマシン中村奈々子―学級崩壊編 (徳間デュアル文庫)

ギロチンマシン中村奈々子―学級崩壊編 (徳間デュアル文庫)

読了。

<む>
赤ずきんがぴくりと俯いていた顔をあげ、さっと青ざめた。
「……どうしたの?」<聞こえないか?>
「何が?」<私の……心臓の音……こんなにドキドキしてる……>
「うるせぇ!」

拉致られた山田と赤ずきんと、追ってきた奈々子。3人が今いるのは、何の変哲もない人間が使うような教室。そして黒板に書かれた文字は――<わくわく子育て大作戦☆>?


前半のギャグ部分はかなり面白かったんだけど。
後半に行くにつれて眠くなっていく。いやまあ不眠ぎみなのもあるんだけど。なんか青春ものっぽいんだけど、その辺を眠気を振り払いしながら読んでも、全然響いてこないから困りもの。砂浜で海に×××××する辺りは、ギリギリ羞恥心が働いたりして割と良かったかも。あと、284頁「おかあ……さん」 は”ロリエが船に載ってるシステムに飛んだから番傘くんに自我が戻ったんじゃ?” とか疑ってたせいで、感動的なシーンも斜め読み。うーん。
でもまあ、それを有り余る勢いでギャグパートが楽しかったので良し。ただ奈々子の”告白” がうやむやになったのが心残りかなあ……。山田としては、うやむやのまま時と共に処理していく方向で決まったみたいだし。


次は高等教育編。この感じの日日日は割と楽しみだったりするけど、前回が10月だったしまた半年後かな。