学校の階段5
- 作者: 櫂末高彰,甘福あまね
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/04/28
- メディア: 文庫
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「あの……」
万感の思いを込めて、凪原が顔を上げる。けれど、言葉は出てこない。
ガシッ。
井筒がバトンを掴んだ。凪原はビクッと震える。だが、井筒はそうっとバトンを自分の方に引き寄せた。凪原の手が自然に解ける。井筒は凪原の目を見て言った。
「任せろ」
うやむやのままに凪原のことから逃げ回っていた井筒だが、意を決して真実を告げようと……そんな折に私立のお金持ち校、山上桔梗院の生徒もやってきて、騒動は幕を開ける。
うーん、階段レースがオマケにしか見えない。
新章開幕! みたいな話。違う学校の生徒から新キャラが多数登場して、第5章で階段レースが終わって、そこまではいいんだけど、第6章で完全に蛇足の形で文化祭。しかも伏線張りまくりだったりして、どうにも”繋ぎ” っぽくて仕方ない。
大津先生の協調性の話は、確かに良い話だけど、前後の脈絡ないよね? とか、逃げた美冬の話は放置かぁとか、表紙って新キャラ? とか思ってて引用文の所のイラスト見るまで気付かなかったとか。
新キャラの人がハムスターのぬいぐるみをズタズタにしてそうー、とか妄想しつつ、そろそろ惰性で買ってるのを認めるべきかなあ、とか思ったり。どうしよ。