クインテット!1
- 作者: 越後屋鉄舟,せんむ
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/05/12
- メディア: 文庫
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「天に星、地に花、人にマネー。金融仮面キャッシュライダー参上。そこの見るからに悪い女に貢がれてそうな青年、どうしたんだい?」
すがすがしいくらいの棒読み口調で少女は言った。
「悪の秘密組織の戦闘員にカツアゲされてしまったんです、どうか助けてください!」
「オーケイ、必殺『無人契約機』。さあ、これで当座の資金を引き出すんだ」
「っそっちかよ!」
押しかけ家来、義理の妹、許嫁、変身アイドル、幼なじみ――奇妙な五重奏に囲まれて、父一人息子一人の生活が一気に大所帯になってしまった。ネタがたっぷりのドタバタコメディ。
ふう、楽しかった。
第0話「押しかけクインテット」 で、ソロ〜クインテットまで一気に五人の娘が居候する過程を紹介。正直ここが一番ブッ飛んでて面白い。主人公の親父がかき回す役で、次々とボケとも天然ともつかぬ所業をやらかしていく。
第1話〜第4話からは連作短編。ここでギャグは60%ぐらいに減ってくるけど、まあ第0話のテンションで全編通すのは流石に人知を超えてる(※作者が)*1ので、続刊はずっとこの感じで行くっぽい。
そして豊富なネタの数々。前回と同じくゴルゴがあったり、叫び声が182頁「あばおあくううううううっ!」 だったりするけど、一番目立ったのはやはりジョジョネタ。69頁,110頁,192頁,207-208頁,223頁,298頁,309頁*2,324頁……気付いた箇所だけで8個も! ていうか192頁「荒木飛呂彦のマンガみたく決めポーズを取り」 って、『そこはむしろ「ジョジョ立ち」 って言うべきなのに、何でそっちを伏せてんだ!? 何でわざわざ作者名!?』 とか、207-208頁「一同はおもむろに(省略)とジョジョしりとりをし」 って『キャラ8人がしりとり出来るくらいってどんなレベルだよ! しかも「おもむろに」!』 とか思わずツッコんでしまった。恐るべし。
さて、個人的にはかなり面白かったんだけど、どうだろ。ジョジョ知らない人の反応が知りたい。
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何このポテンシャルの高さ。
さっきまで電車の中で読んでたんですが(100ページちょっと)、これはちょっと凄いです。前作では10%くらいだったギャグ成分が100%に。これはやばい。笑った箇所に付箋貼っていこうかと思いましたが、大量すぎるのでやめました。
ちゃんとした感想はあとで書きます書きましたが、とりあえずこの感動をここに残しておきます。