僕らA.I.
- 作者: 川上亮,BUNBUN
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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チカが顔を僕の顔へ近づけてくる。
彼女は唇でそっと僕の頬に触れた。妹の唇――。
たまらない罪悪感が沸きあがった。
目が覚めるとテトラポットの上で寝そべっていた。しかし直前の記憶がない。体育館で終業式をしていた所までは憶えているが……。僕に不可解な異変があったその日、姉と妹にも同様に――どうやら共通の――異変が襲っていた。
うーん、なんだか物足りない。
というのも、読んでて予想してたのは、もっとこう騙し騙され雨あられ的な話だと思ってたから。117頁「だが血は決して裏切らない」 あたりが、それはもうダウナーな話への伏線かと思ってたのに。意外とすんなり行ったのがどうにも不完全燃焼。
タイトルの意味はなんだろう。……。そういやAIって何の略だっけ。automatic interface?