僕らA.I.

僕らA.I. (富士見ミステリー文庫)

僕らA.I. (富士見ミステリー文庫)

読了。

チカが顔を僕の顔へ近づけてくる。
彼女は唇でそっと僕の頬に触れた。妹の唇――。
たまらない罪悪感が沸きあがった。

目が覚めるとテトラポットの上で寝そべっていた。しかし直前の記憶がない。体育館で終業式をしていた所までは憶えているが……。僕に不可解な異変があったその日、姉と妹にも同様に――どうやら共通の――異変が襲っていた。


うーん、なんだか物足りない。
というのも、読んでて予想してたのは、もっとこう騙し騙され雨あられ的な話だと思ってたから。117頁「だが血は決して裏切らない」 あたりが、それはもうダウナーな話への伏線かと思ってたのに。意外とすんなり行ったのがどうにも不完全燃焼。


タイトルの意味はなんだろう。……。そういやAIって何の略だっけ。automatic interface?