きゅーきゅーキュート!5

きゅーきゅーキュート!5(MF文庫J)

きゅーきゅーキュート!5(MF文庫J)

読了。いやぁ何だか、MF文庫は軽く読めるものばかりで、まさにライトですね。

れ、れれ、恋、恋愛、成就。
恋愛成就。ずっと、この四文字が頭の中に浮遊している。
この一歩が「恋」。次の一歩が「愛」。さらに一歩が「成」。もひとつ一歩で「就」。

夏休みも明けて一週間。恒例の能力値測定では、理刀も恒例の九九。いつまで経っても普通科から抜け出せないと落ち込む理刀に、謎の女性によって地下学院 <アンダーレゾン> の特別クラスに編入させられて――?


これはなかなか。このストレートさは楽しいですね。
特にこの引用文あたりの、頭が茹だった感のある文章なんてもう堪りませんな。誰の文章なのかはいちいち言いませんが。49頁「こんなにも、こんなにもっ……、腰が退けるなんて」 とかもそうですね(キャラは違いますが)。思春期中の思春期ですよ。というわけで、私としては”勝ち目は全くありませんが巴” を応援するということで。


上下巻のような雰囲気で、ラストの一文がまたドキッとするような文章だったりするんですが、次も期待。