渚フォルテッシモ 2
- 作者: 城崎火也,桐野霞
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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「じゃあ、普通にラーメントカレーだったら、どっちが好き? 小腹がすいたとき、異様に食べたくなるものってあるでしょ?」
だ――か――ら、ラーメンに決まってるだろうが!!
――渚は絶叫したくなったが、やはり堪えた。
「……どっちもあまり食べないんですよ、私」
ある朝早く、渚に呼び出されて学校へ行くと、女子更衣室の方から悲鳴が……。そこに居たのは下着姿の生徒会長・早瀬空美(くみ) だった。しかもなんと彼女はUMA好きで――!?
あれ? 面白い。
たしか1巻は「ありきたりに過ぎるツンデレ」 とか思ってたはず、な、ん、だけど……妙に渚が可愛くみえる。なんでだろ。ありきたりのツンデレだとか、そんな感想こそがありきたりだよってぐらいに、渚のツンデレっぷりが楽しかった。大地が他の女の子と仲良くする → ツン → それじゃいけない、と思い直してデレになる → 別の女の子が横から入ってくる → 怪力ツン発動、の悪循環が笑えて笑えて仕方なかった。
で、新キュラの空美が登場。これって大地(地)・渚(海)・空美(空) ってことかな? でも”思わせぶりにしつつも、早々に三角関係からは” 外れてしまったので、特に意味もないような気もする。
「ー」 の代わりに「〜」 が連発されるので、脳内で再生するとどうにもテンポが悪くて仕方ない*1のですが、まあまあ、仕方のないことですね。ラーメンのくだりとか全然頭に入ってこなかったんですが。
*1:多分、作者と私の間で「〜」 に関するイメージが違うと思うのですが。つまり……例えば「おいしい〜〜〜〜〜〜!!」 とか書かれると、私の場合は吸気を全て出し切って発音するんですが、この本ではその「〜〜〜〜」が連発されるので、いちいち呼吸が合わなくてテンポが悪くなる、といった具合です。