C^3 ―シーキューブ― 2

C3‐シーキューブ〈2〉 (電撃文庫)

C3‐シーキューブ〈2〉 (電撃文庫)

読了。

「これはもしや……三角?」
「っぽいね、ぽいね。思わぬ爆弾を掘り当てた気分。楽しくなってまいりました」
「フィアちゃん、いいことを教えてあげよう。それは生理的に合わないんじゃなくて、きっと女の本能――!」
「……? それこそよくわからん。何が女の本能だと?」
正直に問い返すと、さらに相手方のテンションが上がった。
「自分で分かってないタイプのアレだ! やばい、フィアちゃんこんな可愛いのに!」

宅配便で届けられた少女の騒動が終わりほっと一息ついたとき、更に宅配便が届けられた。中身は……新品の女子制服。かくして、着々と進められていた準備により高校に通うことになったフィア。だが、同じく初登校の不登校少女に出会ったことで、事件は再び始まる――。


まあまあ、面白かった。
ただ1巻の包帯少女・マミーメイカーみたいな、アレなことにはならなかったので、そこはちょっと残念。「萌エグロ」 とか言ってますが 80% 以上は「萌え」 と「エロ」 だと思います。だがそれがいい例を挙げると、「びしょぬれ制服」「脱げていくパジャマ」「クリームの乗った顔」。もちろん全部イラスト付き。……あざとすぎる。
しかしそれはそれとして、今回の MVP は秘書ですよ。with 理事長。183頁「……不似合い……」 とか”苦肉の策で自己投影” とか。次点は162頁「……ええい、何か手伝えることはないかと聞きたいのだ!」 のいいんちょで。
135頁「すげぇ紳士的な変態だな ! ? 」 ちょっと吹いた。でもこいつら誰だっけ。227頁「……美味しくないわ」 お茶の魔力すげぇw


あれ? こうして書いてみると、まあまあどころか、けっこう面白かったかも? 1巻はちょっとテンプレに過ぎる感じがしましたが、それが抜けてきたからでしょうか。