ミステリクロノ 3

読了。

「……きつね、お前ふざけてるのか?」 武臣の声が低くなる。「そんなふざけた理由で真里亜を放っておくつもりか? 本気か?」
「もちろん本気だよ」
「なら問い直そう。――正気か」

前回の事件が終わってしばらく経った後、慧が冷淡な態度を取るようになった。疎外感を覚えた真里亜は、可愛さ余って憎さ百倍、慧を困らせるために遥海家を出て行くことにするが――。


ちょっと拍子抜け。
2巻がアレだったので同じ方向を期待してたんですが、今回、そっち方面はわりと普通でした。”『探偵≒犯人』 的にバシバシ跳ね返ってくる” のはいつも通りなんですが、少しパンチが足りませんでした。残念。
その代わりというか何というか、見事に騙されたわけですが。前回はミステリ要素が弱かっただけに、かなり不意打ちですよ。見開きイラストがかっこ良すぎて笑いましたw 何この主人公っぽさ全開の主人公。


これでクロノグラフは3つ。そろそろ転換期が来そうです。期待。