クジラのソラ 04

クジラのソラ〈04〉 (富士見ファンタジア文庫)

クジラのソラ〈04〉 (富士見ファンタジア文庫)

読了。

だが、それでも。
今の自分にできる最善を為すことができるのなら、それは雫にとって大きな勝利となるだろう。
それがどれほどのエゴであっても構わなかった。桟敷原雫は、自分がとんでもないわがままで、とんでもないエゴイストだととうに承知している。
――そうよ。門倉くんには、わたしのわがままの為に幸せになってもらう。誰にも文句は言わせない。

郁恵の死により<ジュライ>の前から姿を消した冬湖。雫は冬湖を取り戻すべく宇宙へ上がる決意を固めるが、コズミックイーターの大群が地球へ襲来。雫は冬湖を、地球を救うことができるのか ! ?


あー、まあ面白かったかな。
1,2,3巻と読んできて肌に合わない*1のはすっかり承知の上だったんで、ハードルをかなり低めに設定してたんですが、それほど面白くないわけじゃなかった、ってところ。さすがに最終巻、ばっちり決めるところは決めてきた、という感じでしょうか。既刊の展開すらあまり覚えてなかったのですが。


本棚がパンクしてるので、黄色いアレ候補なのが何とも悲しいところ。次シリーズは評判次第かな。

*1:まったく個人的なことですが、「うう、雫がいじめるよう」 みたいな会話文を読んでいると、肌が粟立つような気分になるのです。