クジラのソラ 04
- 作者: 瀬尾つかさ,菊池政治
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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だが、それでも。
今の自分にできる最善を為すことができるのなら、それは雫にとって大きな勝利となるだろう。
それがどれほどのエゴであっても構わなかった。桟敷原雫は、自分がとんでもないわがままで、とんでもないエゴイストだととうに承知している。
――そうよ。門倉くんには、わたしのわがままの為に幸せになってもらう。誰にも文句は言わせない。
郁恵の死により<ジュライ>の前から姿を消した冬湖。雫は冬湖を取り戻すべく宇宙へ上がる決意を固めるが、コズミックイーターの大群が地球へ襲来。雫は冬湖を、地球を救うことができるのか ! ?
あー、まあ面白かったかな。
1,2,3巻と読んできて肌に合わない*1のはすっかり承知の上だったんで、ハードルをかなり低めに設定してたんですが、それほど面白くないわけじゃなかった、ってところ。さすがに最終巻、ばっちり決めるところは決めてきた、という感じでしょうか。既刊の展開すらあまり覚えてなかったのですが。
本棚がパンクしてるので、黄色いアレ候補なのが何とも悲しいところ。次シリーズは評判次第かな。
*1:まったく個人的なことですが、「うう、雫がいじめるよう」 みたいな会話文を読んでいると、肌が粟立つような気分になるのです。