とらドラ 9

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

読了。

「お箸ない。あんたの箸じゃやだ。割り箸ちょうだい」
「この世に割り箸なんてものは存在しないと思え。その代わりに、破壊されゆく熱帯雨林が存在することを俺はおまえに知って欲しい」
「わあうざい……!」

高校二年も残り僅か。三年生のクラス分けを前に、竜児は進路を決められずにいた。就職して生活費を稼ぎたいという竜児。しかし泰子は取りつく島もなく、進学しておけばいいの一点張り。議論は平行線をたどり……。


はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
もはや溜息しか出てきません。面白すぎて息が詰まります。なんか8巻の感想でも同じことを書いたような気がしますが、全編に渡って漂う雰囲気はほとんど同じで、もう「とらドラ!」 は文化祭編からずっとこんなテンションですよ。6,7,8,9巻の全部が高水準。すごい。
以下コメント。29頁「イケめん」「イケめん」「イケめん」 三連続は流石に吹いた。138頁「――寂しくて寂しくて寂しくて、寂しくて」 ついに発露。そうか、そういえば転校して云々なんて設定がありましたね。161頁「嫌で嫌で、仕方、が、ない……!」 はぁぁぁぁぁ。あー。えっとここは、”無償の愛を注いでくれる相手に、エゴを押し付ける” なんて意味でしょうか。206頁「う、そ、つ、き」 破断の瞬間。すっごいドキドキでした。219頁「永遠だぜ」 昇華の瞬間。今になってみれば、そっち行っちゃったかー、なんて思ったりもしますが。


最後があああばばばばばば (ry そういやそんな設定ありましたね2。さて、次で最終巻……とは書かれていませんが、これからどう続くんでしょうか? 期待です。