丸鍋ねこ2 蘭ひょう捜査記録(蹴)

丸鍋ねこ2 蘭ひょう捜査記録(蹴) (MF文庫J)

丸鍋ねこ2 蘭ひょう捜査記録(蹴) (MF文庫J)

読了。オーバーラン……。

「ばっばばばば爆弾だわあっ! 上履き型爆弾よおっ! 私見たことあるもの! こないだやったメタルギア2で見たもの!」
メタルギアシリーズにそもそも上履きは出てきません」
「あっ、ちがうわボンバーマンで見たもの!」
「百歩譲ってローラースケートです」

学園祭が始まった。伝説のたこ焼き鉄板を得たいま、学祭賞も夢じゃない! そんなクラスのみんなをよそに、春田リクは暴走を開始する――。


爆笑。なんというバカ小説。
いやあ久しぶりに見ましたよ、こんなにバカなのは。文化祭でのはちゃめちゃ描写は王道ですが、流石にここまでぶっ飛んでるのはなかなか無さそうです。もうね、冒頭↑の引用したところでクスリと一笑いあったところで、次のページの”ネオグランゾン” でドツボにハマりましたよ。まさかのネタっぷり……! 以降、同じネタでも毎回笑ってしまったのは言うまでもありません。
23頁「まずは口の中から焼き焦がしてみましょうかっ!」 この論法には素直にすごいと思いました。ツン→デレの移行が速やかに行われている……! 156頁「……ウイスキーダブル」 不意打ち! 不意打ち! 171頁「いまの私、かなり、ネオグランゾン」 なんという名言。響きが絶妙ですよ。177頁「違うよなァみんなァ――――ッ!」 実況うますぎる。脳内再生度がダンチです。


本筋的には0.1巻分も進んでませんが、2巻にしてこのテンション。すごいです。まあ次まで絶対保たないと思うんですが……。ともあれ、次も期待。