狂乱家族日記 拾壱さつめ

狂乱家族日記 拾壱さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記 拾壱さつめ (ファミ通文庫)

読了。

「うっ……げほっ、ごほっ」
「あぁ、無理しないでお母さん――ぜんぜん元気じゃないよ! 大丈夫 ! ?」
「安心して……これもケチャップよミルカトピ……」
「ほんとだ ! ? トマトの味がする ! ?」

各国の要人を乗せた都市型飛行船マスカレイド号の船内で起こった、不解宮ミリオン暗殺事件。その犯人も不明のまま、滞在を続ける乱崎家一行。しかし『世界会議』 は滞りなく続けられるという――。


おお、意外に良かった。
少し涙もろくなっているようです。270頁「いいですか ! ? わかりますか ! ?」 でちょっと泣けてきました。その後の黒サンタやドジデビルは、なんか二人とも冷静で、蛇足感が否めませんでしたが……。
そして、閻禍伝説パートもこれで終了。185頁「僕は悪くない…… ! !」は確かに、あまりにあんまりな話ですが、どうも想像してたよりもスケールが小さくて肩透かしでした。1,000年前の月香だというし、なんというかもっと、神々の争い的な想像をしてました。


閻禍伝説の謎も解けて、世界会議も終わり、ようやくこのシリーズのゴールが見えて……きたのかな? 番外編もあるのでまだまだ続きますが、それも含めて楽しみです。