メグとセロン 4 エアコ村連続殺人事件

読了。

「そうですねえ。驚きました。でも、ロクシェに来ても、なんだかこれがいいやと思ってそのままです。友達のリリアには、もっといろいろと髪型で遊んだ方がいいのだと言われていますけど」
「慣れ親しんだものは、簡単には変えられないか」
そつのない返事をしながら、セロンはそのリリアといいう女子と、この件について話がしたいと思っていた。

夏休み。セロンたちは新聞部の合宿として、ジェニーの別荘があるエコア村を訪れた。ジェニーからカメラの使い方を教わり、それぞれグループに分かれて撮影をすることに。メグとペアになったセロンは、いつもの無表情ながら夢見心地で村を回り写真を撮っていく。


セロン萌えが止まらない。
とくに大きな期待もないシリーズですが、期待を裏切らないシリーズでもあります。この安定感は異常。どこで読んでもどこで中断しても、全く気になりません。こういう本は貴重ですよ。私の読書は環境に影響されやすいので……。
以下コメント。16頁「女の子の家に電話をかける方法を――」 電話が昨夜ということは、悩みに悩んだ挙句に一夜待たされたわけですね、わかります。81頁「”セロン君はかっこいい”」 なんという殺し文句。222頁「――僕は、正直ちょっと暴れ足りないんですけど」 なんという意外スキル。姉たちが”棒振り回して” とか言ってるから剣道かと思ってました。272頁「お花に囲まれた場所は選べなかったのですか!」 さすがメグはいいとこ持ってくなー。それはそれとして、ナタリアに三秒待たれたセロンが (ry


よく考えれば、今回は意外性というか、普段とは別の姿×3でしたね。でもジェニーのイラストも驚きですが、それよりメグのキラキラのほうが印象的でした。次も期待。といっても一年後ですけど……。