C^3 ―シーキューブ― 6

C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)

C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)

読了。

「貴様、やはり前から思っていたカンニング疑惑を追及せねばならないようだな……どうもお前は脳以外に別の記憶器官を持っておるような気がしてならん。勿論普通の奴は持っておらんものだから、私が思うにそれはきっと普通の奴では考えられんほど不自然でイビツなクリーチャー的部分のはず……!」

フィアと白穂は強大なる敵に立ち向かうべく、夜の夜知家に集う。その敵の名は――「期末テスト」。このはと錐霞が先生役になり黒絵とサヴェレンティが応援する中で、粛々と勉強に励む一行。しかしそこに謎のオドオド少女やらスコップジャージ教師やらが乱入し、勉強会は思わぬ方向に転がりはじめ……?


うむ、いつもどおりですな。
エロありコメディありシリアスありエロあり、とかそんな感じです。よくやるよなーと思うことしきり。ただ個人的には、このは以上であるという先生のイラストと、分かりやす過ぎる切子の伏線をどうにかしてほしかったです。特に後者は電話の伏線以外は怪しいところがなかったので、これがなければもっとショッキングだったかな、と*1
以下コメント。74頁「春亮の一挙手一投足は完全に監視されていた」 いんちょーさんまで……! と思ったけど、前回ラストで春亮以外はバトル参入を認識しちゃってるんでしたね。97頁「零すなんて勿体ないことしないわ。全部、ちょうだい……」 はいはいワロスワロス。175頁「かつて感じたことのない、この不可解で苛立たしい手応え……」 行動が斬新すぎて吹いた。


巻末が超豪華。というか修正イラストとか初めて見たよ……。次も期待。

*1:まあ伏線に勘付くかどうかは読者側の問題なので、一概には言えませんが。