タロットの御主人様。7

タロットの御主人様。〈7〉 (電撃文庫)

タロットの御主人様。〈7〉 (電撃文庫)

読了。

「……なんだね、秋人。そのため息は。言いたいことがあるならはっきり言いたまえ!」
「いや、その」
目を吊り上げ、子供みたいにムキになる真冬に、俺は正直に言った。
「……意外と似合うんじゃないのか? メイド服」
「なっ」

二学期。待ちに待った文化祭が始まった。『占い喫茶』 という怪しげな催し物で最優秀賞を狙う秋人のクラスは、マスコットキャラのアヒル三崎や辣腕委員長・結夏の采配、籐子様の財力、そして禁断の魔女っ子コスプレで勝負に出る ! !


うーむ。
おかしい。学園が舞台のライトノベルで文化祭といえば鉄板中の鉄板、うねるような熱気にテンションMAXというのが定番のはずなのに……あまりにいつも通りすぎる。ヒロインたちと細かいイベントを拾っていきながらもタロットが出てきて何だかんだで戦闘、ちょっとだけシリーズの謎に迫りながらも続刊へ。まさにいつも通り! まあ、それはそれで、そこそこ楽しいのですが……。文化祭ならではのモノも見たかったです。
以下コメント。45頁「こいつなどボクの椅子としての存在価値しかない」 され竜を思い出します。毒舌+椅子的な意味で。251頁「秋人様をロリの道に惑わす諸悪の根源!」 なんかロリの道って単語に笑ってしまいました。347頁「ぬるいこと言ってんじゃねえ。オレが正義だ」 →「オレのファーストキッスを……!」 落差ひどいw い、いかん、この人はちょっとツボかも……。いかんいかん。


ラストの引きからして、次の巻で1冊まるごと使って引っ張りそう。”告白するかどうかで” 1冊引っ張った挙句、”それにどう答えるかに(or変わってギクシャクしてしまった関係を元に戻すのに)” また1冊費やしそうな……。まあ期待。