電波女と青春男 3

電波女と青春男 3 (電撃文庫 い 9-12)

電波女と青春男 3 (電撃文庫 い 9-12)

読了。

「それがこの順位かよって話なんだ、転校生」
「あー、こだわって一位を明け渡しちゃったね」
「人を面白がっていられる立場じゃないのかも」
「そりゃまぁ。俺に追い抜かれたら最下位だし」
一週目が終わる。あと二週を残して、俺は五位まで復帰した。前川さんは四位。
「こうやって遊んでると楽しいかな、転校生」


まあまあ。
エリオは社会復帰を目指し、電波具合が抜けかけているわけですが、今回は電波女が新たに登場。まーそりゃそのままじゃタイトルに偽りありって感じですしねー。青春男のほうはその名のとおり、リア充のごとく夏休みを謳歌している*1のでそれはそれで妬み嫉みの対象になったり……。というか今更ですが、ポイントなんて付けて青春の雰囲気には敏感なはずなのに、フラグを全く無視するとは何事か。勘違いで失敗するのも青春だよ!
以下コメント。61頁「無理が祟って思春期的に抑圧で歪んで叔母さんの匂いを……ヒィィー!」 絶好調すぎる。203頁「前川さんの家に嫁入りしたいって言った気持ちが分かる味だ」 前川さんもレースに加わるかと思っていた1巻、速攻で外れた2巻を経て、ようやく。やっぱりこちらの方が楽しいですよね!251頁「もっとも初歩の、人間に許された超能力だろう?」 誰が上手いこと言えと。


ラストでは、エリオが半年行方不明だった謎を思い起こさせつつも引き。次はその辺りに踏み込んでいく……のか? 期待です。

*1:比較対象は (ry