GOSICKs 4 冬のサクリファイス

読了。

「……ぱくっ!」
「……」
「……」
「……死んだか?」
「あーっ、おいしい!」
一弥は一瞬おいて、跳びあがった。
疑うように、ヴィクトリカは胡乱な目つきで、
「さては嘘だね、君」


面白かったです。
クリスマス前のリビング・チェスの日。学園中の生徒がチェスの駒に扮装する中、来る嵐の予感を迎えつつ、灰色狼は過去の事件を回想する……と言った感じの短編集。そういえば GOSICKs っていつも過去の回想だった気がします。気のせいかもしれませんが。
アニメではクリスマス当日を迎えた回を観終わったばかりで、あら不思議、原作を追い越してしまったわけですが*1、恐らく次の本編8巻・上下で完結と同時にアニメも完結、といった方式なのでしょう。鋼の錬金術師の時もそうでしたが……とりあえず録画だけしておいて、原作を読んでから視聴する予定です。やっぱり原作推進派としては、アニメを見ることで原作の感想を変えたくないので。
しかしまあ、図らずもアニメで本編の少し先を見てしまったわけで、そのクリスマス当日を迎える前のゆったりと過ぎる日常を見ていると、こんな日々が永遠に続けばいいのに、と願いたくなってしまいます。


……とここまで書いておいて、改めてこの巻を見直すと、エピローグではクリスマスの仮装パーティなんてやらずにさっさと帰省する生徒たちの姿が。これつまり、アニメはオリジナルってことですか。……どうしようかなあアニメ。オリジナルといっても完全じゃないだろうし、やっぱり封印しておいたほうが……いやでも (ry

*1:この巻の第一話は既にアニメで披露されていたり。