ビブリア古書堂の事件手帖3 〜栞子さんと消えない絆〜

読了。

「でもね、それだけじゃ本当は足りなかったのよ。今度はあたしが、誰かを迎え入れなきゃいけない。だって、あたしはもう寂しい子供じゃないから。大人になって、少しは強くもなったから……今からうちに来ようとしてる子供を、絶対に締め出したりしない。苦労する方が、ずっといい」

ふう、面白かったです。ちょっと歩みが遅いというか、進展があんまりない感じですが、その辺は、テコ入れがない=作者のやりたいように書けてる、と見て喜ばしく待つべきなのかもしれません。最近、もうちょっと引き伸ばしても面白く書けただろうに、さっさと話を畳んでしまうケースをいくつか見てしまいましたので、逆にゆっくりペースなことは安心だってことの証ですよね。これだけ売れてりゃ当然ではありますけど。