ドラグネット・ミラージュ

ドラグネット・ミラージュ (竹書房ゼータ文庫)

ドラグネット・ミラージュ (竹書房ゼータ文庫)

【あらすじ】
太陽と潮風に愛された『夢の街』、サンテレサ市。15年前、突如として海上に出現した超空間ゲート「ミラージュ・ゲート」によって、この美しい都市は幻想世界レト・セマーニへの最前線となった。 


異世界から誘拐された「妖精」を追うサンテレサ市警察のケイ・マトバは、同じく妖精を追ってやってきた異世界の少女騎士ティラナとの合同捜査を命じられる。
たがいに「宇宙人!」「野蛮人!」とののしりあい、衝突するふたりの前途多難な捜査の行方は? 
そして狂気の計画が明かされる時、捜査網(ドラグネット)に浮かび上がる犯人は誰なのか?
幻想ポリスアクション、緊急出動!


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読了。うん、面白かった。これは続編も買いだな。
展開が大体読めるけど、面白さは損なわれてない。渋い、おたくまったく渋いねぇ……という展開。車に乗って爆音で音楽を鳴らすシーンはビバップの「ヘヴィメタル・クイーン」 を思い出した。この辺りからニヤリ、とし出したかな。
他に良かったのは、黒猫の名前が「クロイ」 で中々かっこいいと思ったのに実は由来が「黒い」 だとか、口絵カラーページの最後の一枚だとか。読む前に見たけど、どう見ても本編と関係ありません。本当にありがとうございました。


あとがきが原案の賀東招二だけで、きぬたさとしのが無いのが少し残念だったけど、このあとがきも本編と同じで結構作り込まれてます。本編を楽しめた人はきっとあとがきも楽しめることでしょう。何のお勧めにもなってませんがw