老ヴォールの惑星

読了。4つの中篇集でした。

・「ギャルナフカの迷宮」
 地下の迷宮に、水と食料が自然発生する場所の地図だけを持たされて”投獄”される話。
・「老ヴォールの惑星」
 個体の存続ではなく、知識と経験の存続を優先する知性体が全滅の危機に瀕する話。
・「幸せになる箱庭」
 ある異星知性体と交渉するために宇宙を旅し、やっとその星に辿り着くが……という話。
・「漂った男」
 寿命以外の死の危険が全く無い海にたった1人で漂い、自分の使い道を捜し求める男の話。



漂った男 ≧ ギャルナフカの迷宮 > 幸せになる箱庭 > 表題作 >>> (読む前の期待)
いやあ、どれも面白かった。ジャケット見て興味を持った本にしては、大当たりも大当たり、ド真ん中ですよ。SFが読みたい!〈2006年版〉発表!ベストSF2005国内篇・海外篇で国内第1位は伊達じゃないですね。