狼と香辛料〈2〉

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)

「で、ぬしは金髪が好きなのかや」
突然ホロの口から出た突拍子も脈絡もない言葉に、「え?」と聞き返す間もなく後が続く。
「あの貧相な感じかや。もしくは苦労しているところがいいのかや。それとも、羊飼いがそんなにいいのかや」

いやもう大満足。1巻が良くても2巻でこけるかも、という心配は杞憂でした。ただ3巻もこの展開が続くと中だるみ感が膨らむことが予想されるので、次が「名作」 になるか「隠れた名作」 になるかの分岐点かも。名作であることは決定済みですよ。


台詞は、ホロによる怒涛の攻撃の始まり部分。この後はもちろん王道的なやりとりが続くのですが、そのままで終わらないのがホロクオリティ。話の持って行き方が上手なん……ってお前!! それはいくらなんでもやりすぎだあっ!!!という感じ。もうこの辺で3回ほど撃沈されてます。