とらドラ3!

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

読了。

「こう」
ぴゅ、と水をぶっかけた。
「うぷっ……あんたねえ!」
濡れた顔を手の甲で拭って竜児を軽く睨みつつ。
「……いいもん、やり返してやる。動かないでしょ……そこにいてよ……」
大河は同じようにやってみようと両手を軽く膨らませ、勢いよくきゅっ、と握って水を噴射、
「うぷっ!」
自分の顔にぶっかけている。

(・∀・)ニヤニヤ な展開も、そこかしこのギャグも、もはや鉄板の出来!


最初の方こそ、この作者の文章を忘れていたせいか、なんか読みにくいなこれ、とか思ったり、前巻読んでからこの9月までの間にゼロの使い魔を読み始めてたせいで、なにこのバカ犬状態、とか思ったりしたけれども、途中からそんな違和感もどこへやら。そこはすっかりゆゆこ時空でした。侮れません。完璧です。家で読んで本当に良かった。電撃のメルマガの、「思わず噴き出す、人前では読めない超弩級ブコメ」 の謳い文句は伊達じゃありません。


そんな完璧な話に唯一違和感を感じたのが、25mプールで通常より速いスピードなら10秒ちょいなんだけど……? まだそんなとこにいるのかよ! と、そこはまあ、ご愛嬌という範囲だけれど。