ジャストボイルド・オ’クロック

うえおが帰ってきたよ読了。

「待って待って! あたし怪しい者じゃないんです!」
「あっ・あー。そうだろうとも。襲撃に失敗したやつはみんなそういう。そして次にこういいだす。間違えました! 勘違いをしてました! 残念だったな。おまえの一番の間違いはこの世に生まれてきたことだ」
「やったじゃん! いいたがってたそのせりふ、ついに使うことができて!」

ハードボイルドではなくジャストボイルド(ちょうどいい感じ) をいく探偵の話。


えー、読みにくくなったなあ。「が」「は」 とかの、主格を導く格助詞が句点に置換してる*1。読みにくいよ! まあ読んでいく内に慣れる類のものではありますが。他にも、誤字が目に付いたり辻褄合わなくね? みたいな展開があったりと、読み進めるのを中断させる悪魔の……ん、悪魔の?
まあ、あまりにわかりやすい謎とか主人公が双子の片割れ云々とか、いろいろと先を想像しやすい話ではありましたが、久々にこの作者が楽しめてよかったかな、と。主にコメディ部分。感動的なシーンもあることはあるんですが。

*1:たとえば、『○○、×××××を△△。□□、○○に◇◇』 とか。(○○と□□が主格)