シフト ―世界はクリアを待っている―

シフト ―世界はクリアを待っている―

シフト ―世界はクリアを待っている―

再読。

「まあ、とにかく、要するに、ながながと何を言いたかったんかというとな――
セラ、あんたは貫けや。お姫さまみたいな自分を。
だれに何を言われても、自分を貫け。貫き通せ。
せやないと、きっと、後悔することになる。
――ええやん、バカなお姫さまでも。貫けばなんでも、かっこ、ええで?」

眠ると『シフト』 する不思議なところ、オンラインR.P.Gのような武器と魔法の溢れる世界で――という話。ファンタジー


あれ? 面白いよ? 1回目に読んだときより明らかに面白い。世界観の把握が済んでたりとか、1巻で名前だけ出てきて2巻で初めて説明されることがあったりとか、理由はいろいろあるんでしょうが。
全4章+epilogueから成り、登場人物は一定しているものの各章ごとに完結していて、いわゆる短編連作形式?*1 初読のときは第1,2章を世界観の把握に費やしてましたが、それ抜きに、「シフト」 の物語の1つとして読むと非常に楽しめました。うんうん。満足。

*1:2巻は違うので、たまたまそうなっただけでしょうが。