狼と香辛料3
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2006/10/10
- メディア: ペーパーバック
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「正直、仮説というものはいくらでも好きなように立てることができる。だからあまりに立てすぎるとすぐに迷ってしまう。どんな商売も危険に満ちているように思えてしまう。そこで迷わないように一つの道しるべを持っておく。それが商人に必要な唯一のものだ」
期待を全く裏切らない出来。
折り返しの紹介文によれば「ささいな誤解からすれ違いが生じ、」 とあるけど、2巻のときみたいに危機があってからすれ違うわけじゃなく、いざその場面までは心配する要素が全くなくてほのぼの(・∀・)ニヤニヤと読んでいたわけですが。
そこから一転、真っ逆さまに落ちていくさまはやばいくらいドキドキしますね。特にマルクとディアナに黄鉄鉱の取引を断られたときなんかは正に「後ろから誰かに肩をぶつけられたと思ったら背後には誰もいなかった。な、なにを言ってるかわかんねーとは思うが (ry」 というくらい心臓が脈打ってました。うひょう。楽しすぎる。
しかしあれですね。自ブログで3巻のアフィ広げて「小銭!小銭!∈(¥`ω´¥)∋ 」 とはしゃぐはせくらさんと、3巻のあとがきから見える作者が同じとは……という感じですねえ。