の鏡 1

読了。古本。

「僕はドリリス、さっきも言ったけど。君は?」
「ロナーと呼んでくれればいい」
相手の手を握り、無邪気な目をのぞきこみながら、ロナーはなんとなく、大きなぺてんにうまくひっかけられたような気がした。理由はよくわからなかったが。

骨牌(かるた)をめぐるファンタジー


わからない話ばっかりだよ! 「詞(ことば)」 とか「樹木」 とか「骨牌」 だとか。読み進めていく内にわかるだろう、と思ったけど無理だった。特に「詞」。さっぱりわからなかった。一度読み切ってから読み返してみて、ようやくぼんやりとした定義ができるくらい。
でも、そういう小難しい部分を抜きにすれば、面白くなくはない、くらいは言えるかな。気になる展開ではある。
それと、口絵の最後「もう、間に合わない」 が、され竜の宮城氏のイラストもあいまってかなり絶望的な雰囲気を出していて、かなり期待できたのですが、実際のそのシーンは何故そんなに絶望的なのかすらも理解できなくてがっかり。うーん。


まあ、完全に古本待ちかな。新刊では買わない。