ムシウタ 04.夢燃える楽園

ムシウタ04 夢燃える楽園 (角川スニーカー文庫)

ムシウタ04 夢燃える楽園 (角川スニーカー文庫)

読了。久しぶりにギャグのない話を読んだような。

「う……ううぅう……! た――」
やっと、怜司の震える唇が言葉を紡ぎ出した。
「助けてほしい……と、言え……」
詩歌にやっと届くくらいの、小さな声だった。
詩歌と男が、怜司を見る。――彼はきっとその時、今にも泣き出しそうな情けない……どうしようもなく格好の悪い顔をしていたに違いない。
「そうすれば、オレは……」

03.読んでだいぶ経ってたから、細かい所はわからなかったけど。


メインで動き回るのはほぼ新キャラだったこともあって、随分と楽しめた。
しかし、レイディ/利奈が死んだ影響云々を、まだ引っ張るかあ。や、怜司の慟哭とか面白かったからいいんだけど。悪魔のミカタ思い出したよ。
あとはオゥルに対する茶深のアレコレとか。オゥルがこれまた冒頭で死ぬキャラなんだけど、その後に敵を心理的に追い詰めたり茶深を前進させたり、非常に良い味が出てる。こいつ好きだなあ。くふっ。


そしてラストの絶妙な引き。05.巻、06.巻はあるんだけど、発刊順的にはムシウタbugシリーズの1st,2ndが先か。どうしようか。もう新刊でbug買ってしまうかなあ。さっさとこの巻の続きが見たい。