天空のアルカミレス
- 作者: 三上延,純珪一
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
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「クロノクレイドル、という言葉に聞き覚えはある?」
「……知らないけど」
彼女がなにを言いたいのか、拓也には分からなかった。
「じゃあ、オニクス」
「それも知らない……あの、なに訊いてんの?」
「……アルカ」
「だから、知らな……」
突然、胸の中でなにかがちりっと鳴った。
題字が時代差を感じさせるのは気のせいだろうか。
中盤、ちょうど上の引用文あたりまでは良かったんだけど、その後が特に沸き起こす展開でもなく、まぁまぁそんなのあるよね? みたいな展開だった。うーん。
脅威とされるオフリス・ペインキラーが、途中から「ああ、こいつ絶対『あとで読み返してみると、実はやられキャラが言うしょぼい台詞』 言ってるな」 っていうのが読み返す前に分かってしまった。こんなの初めての感覚、だけど全くその通りだった。声帯模写で追い詰める場面はこいつ怖ぇ、って感じだったのになあ。