天空のアルカミレス

天空のアルカミレス (電撃文庫)

天空のアルカミレス (電撃文庫)

読了。

「クロノクレイドル、という言葉に聞き覚えはある?」
「……知らないけど」
彼女がなにを言いたいのか、拓也には分からなかった。
「じゃあ、オニクス」
「それも知らない……あの、なに訊いてんの?」
「……アルカ」
「だから、知らな……」
突然、胸の中でなにかがちりっと鳴った。

題字が時代差を感じさせるのは気のせいだろうか。


中盤、ちょうど上の引用文あたりまでは良かったんだけど、その後が特に沸き起こす展開でもなく、まぁまぁそんなのあるよね? みたいな展開だった。うーん。
脅威とされるオフリス・ペインキラーが、途中から「ああ、こいつ絶対『あとで読み返してみると、実はやられキャラが言うしょぼい台詞』 言ってるな」 っていうのが読み返す前に分かってしまった。こんなの初めての感覚、だけど全くその通りだった。声帯模写で追い詰める場面はこいつ怖ぇ、って感じだったのになあ。