死神とチョコレート・パフェ

死神とチョコレート・パフェ (富士見ファンタジア文庫)

死神とチョコレート・パフェ (富士見ファンタジア文庫)

読了。

「は? なんでだよ? 驚くだろ、普通……」
「そうだね……でも、それだけだ。それに――」
祐司は持っていたジュースをその場に置き、言葉に出すのを少しだけ躊躇いながら神名を見た。
「死ぬはずだった――なんて、僕たちには今更じゃないか……」

作者によるとシリアス:ギャグ=2:8らしいけど、結構シリアスも楽しめた。


女の子が料理を作れば極端に「美味い!」 か「まずい!」 かのどちらかだと思うんだけど、まさか両方だとは思わなかった。そんな感じで意外な方向から攻めてくるから侮れない。戦う相手がゴキブリで、その攻撃が怖いんじゃなくて嫌悪感から恐れられるとか。
爆発力のある類のギャグでもなく、顔がニヤける程度でそれが心地よかった。電車の中で読んでても表情筋だけでギリギリ対応できるってのが。