λに歯がない

λに歯がない (講談社ノベルス)

λに歯がない (講談社ノベルス)

読了。

「でも、死んでしまったら、もう終わりです」
「今はね」 犀川は言った。
「え?」
「現在の科学では、そのとおりだ。死んだら戻れない。その自然現象が避けられない大前提だから、こういった思考に限定されている」

不覚にものど自慢で笑ってしまった。


うーん、なんかこう、色々と推測を巡らすのが億劫になってくるほど伏線が多い。それは誰と誰であれはどういう意味でこれは何なんだ、っていう感じ。もう誰かの解説待ちの状態だなあ。三軒茶屋さんのネタバレ書評で既刊分から推測できるところはカバーされてるけど。
今回は久々にスッキリしたトリックだったし、萌絵の成長云々とかも、そう。うん、Gシリーズの中では一番面白かったかな。もうφもθもτもほとんど覚えてないし、εはかろうじて、ってレベルだけど。