タクティカル・ジャッジメントSS 紅の超新星、降臨!

読了。

弁護側の席に着いてるのが、このあたし――皐月伊予と、不安そうにしているクラスメイトの田村奈恵ちゃんである。
そして相対する検察側の机には、どこかお高くとまった一人の女子が、見るからに嫌みったらしい笑みをあたしに向けていた。
「さて、時間だ。皐月君、準備はいいかね?」
教卓――もとい裁判長席に座ったC組の委員長が、中学生とは思えない大人びた口調であたしに言った。

そういえば逆転裁判でも学級裁判ネタがあったような。


うーん、微妙。短編というだけあって、逆境に追い詰められてからの追撃、ってのがほとんどなくて、全部の話が皐月メイン。……でもないけど、出ずっ張りなことは確か。
皐月の共産思想な発言が面白いと以前に書いたけど、どうも違ったみたい。短編で皐月がメインになって、こうもぽんぽん発言されると、それほどでもない感じ。本編の中で急に毛沢東とかレーニンとか言い出すのが、スパイスとして面白かったんだな、ということか。