タクティカル・ジャッジメント5 湯けむりのデスティニー! 邂逅編

読了。

「――こいつは、あの女とはまだロクに手も繋いでないんだからな」
「なにいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!?」
露天風呂内に、氏神の悲鳴が響き渡った。
「なんだと!? 毎晩のように歌舞伎町を闊歩し、手にかけた女はダース単位、レディズ・キラーの二つ名で呼ばれたこいつが、たかが一人の女の手も握れてないってのか!?」

大学時代の友人・氏神が登場。そしてもちろん温泉旅館で湯けむりな例のアレが……、という話。


ふう、面白かった。もう完全に安定してるように思う。
事件も起こるけど、まあそれほど難しいものでもなく。逆転劇は下巻に期待するとして、今巻は随所のコミカルな部分がいちいち笑えた。いいなあ、このトリオ。氏神が入ってからはニヤニヤできる展開が続いて良い感じ。悪友が過去をほじくりかえすってのは見てて楽しいなあ。
下巻への引きが「もしこれで更に×××××だったら面白いよなあっはっは」 と言った後に本当に×××××だったりして、もう超期待。