GOSICK Ⅱ―ゴシック・その罪は名もなき―

読了。

「おっ、おっ、おっ……」
「……ヴィクトリカ!?」
一弥はあわてて振り向いた。扉を開けて部屋に飛び込むと、耳を澄ます。
と……。
「お風呂が、好きだぁ」
「!?」
「あったまるから〜」
(…………………………歌?)

ヴィクトリカの謎な部分が少しずつ明らかに、な2巻。


あれ、面白い。
1巻で感じた違和感はすっきりさっぱり消えていて、すっと物語に没頭することができた。うーん。時間があれば1巻読み直してみよう。あれば。
何をおいてもヴィクトリカが可愛いの一言で、「君とはもう一生口をきかない。絶交だ」 とか言いつつ、一弥に会えばジェスチャで伝えようとしてぷりぷり動いてるのがもう。ぷりぷりって擬音は想像ですが。そして引用文で憤く。「おっ、おっ、おっ……」 だなんて。面白すぎる。
ミステリとしては、まあmonologueがミソだよねとは思いつつ読む手を止めて推理したりはしないので、そのままスルー。真相が分かった時は犯人がモノローグで告白する2ページ前で、少しがっかり。自分に。もうちょっと早く分かっても良さそうなもんだけどなあ。


さて次はⅢ。短編が待ち遠しくて仕方ないけど、読むときは出来るだけ発刊順で行きたいので我慢。Ⅲ、Ⅳ、短編Ⅰだからなあ。我慢。