悪魔のミカタ 魔法カメラ

悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫)

悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫)

666スコルピオンに向けて、再読。2日に1冊の割合で十分かな。

「生き返らせる」 そんな言葉が口を出た。
「え?」
「ほら、聞いたろ? さっきの質問の答え。もし日奈が死んで、俺が生き残ったら、俺は必ず、日奈を生き返らせるから」
「……バカ」 声が悲痛の響きを帯びる。

「願いを叶える代わりに、魂をいただく――それが知恵の実。あなたはそれを使いましたね?」 ある日玄関を叩いたのは、自らを悪魔と名乗る少女で……という話。


懐かしい。そして面白い。
ライトノベルを読んだのはこれが3つ目のシリーズで*1、その時は1巻はそれほど面白くない(というより5巻辺りの方が面白い) という評価を下してたと思うけど、今読み直してみると断然面白い。不思議。この分だと、5巻はもっともっと面白く感じるのかもしれない。楽しみだ。
やはり主人公視点の緊迫したシーンが印象に残ってる。つまりは校庭で抜き撃ちをするシーンと<<悪魔の恐ろしさを知ることになる>>シーン。あと、泣きたい衝動を必死に抑える主人公への共感度は半端じゃないと感じた。おそらく自分にそんな経験があるからだと思うけど。そして衝動に負けて泣いたはず。

*1:1番目はブギー、2番目はキノだった。