太陽戦士サンササン

太陽戦士サンササン (富士見ファンタジア文庫)

太陽戦士サンササン (富士見ファンタジア文庫)

読了。チョコパフェとドラグネットが売ってないのと、何となくタイトルが頭にこびり付いて離れなかったので購入。

「守るべき者がいる。倒すべき敵がいる。ならば男は倒れられぬ。剣を取り、立ち上がり、戦う義務がそこにある!」
そしてあろう事か、光の壁は意思あるもののように、彼に語りかけているのだった。
「応えよ! お前は男か、怯えた犬か!」

極刑となった罪人を『咎人』 として使う『咎回し』 の鉄斎に話しかけてきたのは、異世界の勇者ジャバ――ただしその姿はヘルメット!――だった、という話。


うーん、面白……い?
面白くないわけじゃないんだけど、どうしても乗り切れない。面白くなりそうな予感は感じるんだけど予感だけ、みたいな。部分部分は面白い。けど、魔王の論理が腑に落ちなかったり、燃えるシーンの後に気の抜けたギャグが入ったりで興が削がれる感じ。
でも、読み返して良いシーンだけ拾っていくと、これはこれで楽しかったりする。エピローグとか単体で見ても面白いし。つまり『ダイジェストで見ると良作、だけどじっくり読むとテンポ悪くて微妙』 と。この表現が一番しっくりくるかな。