GOSICK Ⅳ ―ゴシック・愚者を代弁せよ―

読了。

先生はあわてて、本当に聞きたかった質問をぽんと投げかけてみた。
「で、どんな女の子が好きなの?」
「…………!」
一弥がゆっくり振り返った。
――顔が真っ赤っ赤だった。

学園に建つ時計塔で、人が死んだ。それは何年も前に亡くなった錬金術師・リヴァイアサンの呪いだと言うが……? 一方その頃、ヴィクトリカはそのリヴァイアサンから挑戦を受けていた……という話。


うん、なかなか。
今回もまた暗雲立ち込める予見をされて、さて二人の行く末は……と不安にさせられた。うーん、楽しくなってきたような、そうでないような。でも最新刊でもその辺はまだ展開してなさそうな気がするけど。
そして、遂にヴィクトリカとアブリルが対面することに。でも「アブリルにあてられてヴィクトリカが自分の気持ちに……、なんて展開」 がある訳もなく。それはそれで別のキャラになるから微妙だけど。でも。でも! ちょっとくらいはそんな反応が欲しかった。
あとフリルボール。あれは駄目。反則。ほっぺが、あんよが〜!! ……ってのは作者あとがき談だけど。あんよって幼児の足のことなんだ。


しかし久城が鉄の器具で正確に頭を狙ってたのは、よく考えるとけっこう恐ろしい話だと思うんだけど。ものに依るかな?