悪魔のミカタ⑥ ストレイキャット ミーツガール

再読。

「……なるほど」 舞原妹は、無表情に言った。「無玄……あなたには感謝しています」
「……」
「あなたはいつも、あたしが九歳の子供だということを忘れて話をしてくれる」
「……すいません」 無玄は苦笑いを浮かべた。

「見鬼」 と呼ばれる才能を持った10歳の少女、小鳥遊はまさに傲岸不遜の塊で……日奈と小鳥遊の幼い頃を描く番外編・前編。


まあまあ普通。
大体覚えてるのが敗因(?) か。知ってれば楽しめなくなる巻。
それにしても、本当にもう、小鳥遊が未熟すぎてやきもきする。「……一人は寂しいか?」 に対する答えの解釈とか、由真に行動を読まれて煙に巻かれてたりとか。まあその辺の改善・成長ぶりは後編にあった、というかその過程を描く成長物語のはずだから、後編に期待しておこう。


ただ「ヘンな生物」 が奇妙にリンクして動くのは不覚にも笑ってしまった。ゆやーん。