モノケロスの魔杖は穿つ 2

モノケロスの魔杖は穿つ〈2〉 (MF文庫J)

モノケロスの魔杖は穿つ〈2〉 (MF文庫J)

読了。

新田玲子はまだ心配そうに、顔を覗きこんできた。律は『相談してみるか』 と思い切ってみることにする。
「ウン、委員長。実は立木クンがさ――」
「それは恋ね」
「恋!?」

王国を建国した立木ヒロは、しかし王国解体の為に命を狙われることとなった。そんな折にヒロと麻奈は律の通う道場へと足を踏み入れて……本格王国ファンタジー2。


あれ、面白い?
っていうのもまあ、ギャグだったり気の抜けた戦闘シーンだったり。設定が云々とかにはほぼ無反応。1巻よりは謎単語は少なかったけども。いや、気にしないようにしただけかな? 「最難関学問(メギストン・マテーマ)」 とか「人類定数の解」 とか。それより、律や師匠の言ってることが漫然としすぎてて、178ページあたりで一回投げた。
1巻のことをほとんど忘れてたから、自分の感想を見てみると「!」 とか「っ!」 とかが多用されない、淡々とテンション抑え目にボケる会話とか。2巻は別にそうでもない、というかむしろ、それなりに使われてたような……? まあこれはこれで面白かったし、別にいいんだけど。


個人的に、引用文の辺りと、108頁「離してもらえませんか!?」 辺りと、252頁「ノーカンでございますかぁぁ!」 辺りがお気に入り。