ストライクウィッチーズ 弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する

読了。

「ビューリング少尉、貴官は昔の貴官じゃないのだろう? 目を見ればわかる。同僚か、本国の新聞でも意識していたのか、個人の撃墜数にこだわってガツガツしていた貴官と、今の貴官は違う。先ほどの穴拭中尉との会話、申し訳ないが立ち聞きさせてもらった。"我らが中隊" か。昔の貴官からは、ついぞ聞けなかった言葉だな」

ディオミディアを撃墜して隊の士気も上がっていた所で、攻めてきた戦闘兵器「ラロス改」 は「ラロス」 と比べて段違いの強さだった。無様に敗退した智子たちを待っていたのは――。


何この百合小説
1巻でもちょっとだけ百合になってたけど、濃度が全然違う。「射撃」 とか「演奏」 とか怪しげな単語が飛び交うほどの、もうなんか完全な百合小説。いやまあ、百合小説ってのを読んだことない身からすればって意味で、実際は生ぬるいのかもしれないけど。
でもその他の、138頁「だから、こんな厳しい生活でも、笑っていられるのさ」 辺りの戦争中の街の話なんかも割と良い感じ。まあ、私は『ゼロの使い魔』 のラブコメ以外の描写が楽しめる方なので、他の人からすればダメダメだったりするかも。


相変わらずの短さなのに税別571円ってのは、著作料? でもまあ楽しめたし、別にいいか。