ガジェットガール

ガジェットガール (集英社スーパーダッシュ文庫)

ガジェットガール (集英社スーパーダッシュ文庫)

読了。たまにはこんなのもいいかな、とイラスト買い。

「手間をかけて、いい素材を使って美味しいって言わせるのは料理人のエゴよ」
トモミは、腰に手を当て、胸を張ってみせた。
「私は所有者様に美味しいって言ってもらうために料理を作ってる訳で、私の腕をひけらかす為に料理してる訳じゃないわ」

天涯孤独となった弘明の目の前に、突然現れた姉を名乗る少女エル――それは、魔術ロジックで生み出された本の「ガジェット」 だった。


こ、これが地雷というものか……。
開始20ページ、いきなり感情レベルがMAX。2ページ後には、出会って30分も経ってないはずなのに「家族と呼べる存在かも?」 って、ちょ……展開速すぎ('A`) 余韻を味わったり感情移入してる暇はなし。
結局「これは2巻なんだ。この前の巻で紆余曲折を経て、二人は絆を手に入れたんだ」 っていう脳内設定を作り出して、何とか読み進める気に。でもそれを除いても、最低3回は投げそうになった。こんなにも読者を置いてけぼりに出来るものか。
戦闘シーンとか別次元の論理で動いてるというか、新ルールを上書きして「実はこれこれこういうルールだから私の勝ちね」 ってえええええええええ!?


多分誇張してるけど、印象としてはこんな感じ。続刊は頼まれても読まない。