レジンキャストミルク6

読了。アルカミ4と混じって「芹奈が精神汚染されて敵対」 と勘違いしてたり。

「被告は無罪を主張しますか?」
「いやその、待って! さすがにこれは私のせいじゃ! ってか恐い! 気配が恐い!」
「異議は認めません。では石を抱かせてプールに沈めますから浮かび上がってきたら有罪です。浮かんでこなかったら無罪にして差し上げます」
「何その魔女裁判っ!?」

良司に奏に逆絵……日常を偽り平穏を保とうとしていた晶は、今や偽られる側となり苦しい日常を送ることになった。そして帰ってきた父・樹――全てに決着をつけるため、晶と硝子は決戦へと赴く。緊張の第6巻。


これはなかなか緊迫感が……あれ?
というわけで「ネア先生のどきどき課外授業」 でお送りする第6巻。なかなか楽しかった。ただ、作者ブログによると「今回、モノクロ挿絵に盛大なネタバレがあります」 らしく、缶詰を取るときにチラッと見えたあのページに「暗転する程の悲痛な叫び」 みたいな鬱展開を想像したんだけど、そういうわけでもなかった。残念。
しかし樹たちの論理がサッパリだったり、晶の絶望がよく分からなかったりと、本筋は微妙なところ。晶としては結構な絶望かもしれないけど、こっちとしては何だか変な所でウジウジ悩んでるようにしか見えない。うーん。ラスト1ページの雰囲気は物凄く好きなんだけど。「でも関係あるか」 とか。何だか挿絵はハーレムエンドに見えたけどw


まぁ、結局のところ見所は「ネア先生のどきどき課外授業」 ということで。一気に毒気が抜ける様子は、ほのぼのパートを牽引してきた先生だからこその雰囲気作り。雰囲気壊し?