フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ

つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)

読了。メイク！ マイ！ デーイ！

「作戦中に孤立無援！」
コートニーはぴしゃりと遮った。
「周囲には敵だらけ！　捕まったところで命はない！　体力はとっくに限界！　水もメシも弾薬もない！　どうする!?」
「…………」
「さあどうするね？　おまえさんはどこぞの先生が決めた理論に従い、医学的にこれ以上戦えないから、諦めて自分のドタマに弾をブチ込むのか？」

前へ。前へ。前へ――クラマとの戦いで重症を負い、1ヵ月半近く昏睡状態だった宗介は、衰えた筋力を取り戻すために走っていた。一方レナードに連れられ軟禁されていたかなめは、しばらく亡羊とした生活を送っていたが、宗介の噂を聞き、何かを取り戻すようにプールで泳いでいた。そして二人は――。

ああ、フルメタだ。これがフルメタだ。涙が出るほどフルメタだ。
もう何というか、懐かしくて仕方ない。OMFが一年ちょい前で、OMOが二年半……。うろ覚えにも程があるけど、楽しくて仕方がなかった。
まずは、どうでもいいことだけど、クルーゾーが”ゲームやアニメで例え話をする” のに笑ったり。そんな設定もあったなあｗ　あと老兵たちも。” Ｆ言葉連発” はもう無条件でニヤけてくる。そして241頁『野郎ども！　覚悟はいいわね！』 『いつでも！』 「どこでも！」 なんかもう感無量。涙が出るほどに。あったよあったよこんな言葉……。
そしてあのラスト。いい。いいよ。これだよ。こういうのを待ってたよ。それこそOMOだかDBDだかの口絵1ページ目、宗介とかなめが繁華街で手を繋いでる絵。あれを見たときからずっと待ってた奴だよ。ああ……、と思わず溜息が漏れる。

続きは07上半期中に、とか言ってるけど、期待しつつ期待しないで待ち。間を取って、せめて9月10月には……っ！
追記：07年度上半期ということで、最初から9月だったorz
追記２：ミラって誰だよとか思ってたけど、”1巻で宗介が助けたウィスパード”って……うそーん。