銀盤カレイドスコープ vol.3 ペア・プログラム:So shy too-too princess

読了。

「また一緒に、食事でもしましょう」
社交辞令でもなんでもない。心底そう願って、口にした。
「ええ。今度は……」
ふと言葉を止めたリア。
「一緒に寝たりしてもいいかも」

あの100日間から1年。ふとした事でペアを組むことになったタズサだが、氷上で体を持ち上げられるのは案外難しく、怖く、そして何よりも、照れて照れて仕方ない――。


暫定最終回の次はこう来たか、の第3巻。
1,2巻のことをほとんど忘れてたり、単語から氷上の様子が全く想像できなかったりで、1,2巻の興奮はなかったかな……。手に汗握るあの感覚は覚えてるんだけど。3巻じゃ、タズサの技量はほぼ安定してるよ、なスタンスにいるからなあ。
あと銀カレを読むきっかけになったのが7巻の感想を読んだせいなので、引用文の辺りを読んで”そういや百合展開云々ってのがあったなぁ……” というのを思い出してちょっと後悔。忘れときゃいいものを。


1,2巻のもう1人の主役であるピートがいない、という欠如感をうまい具合にリセットした巻かなと。