銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister
銀盤カレイドスコープ (Vol.4) (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 海原零,鈴平ひろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 文庫
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「やると言ったらやるわよ私は。古今東西、プリンセスは常に、クイーンを食い殺すことで至高の座を手に入れてきたんだし」
……一体、どこの誰の話だろう。全然わからない。
「どうでもいいけど。なんで、プリンセスがクイーンより年増なの?」
「……おだまり」
どう考えても劣った演技。しかしマスコミが注目するのはいつだってこの私――桜野タズサ、の妹ヨーコ。姉と比べられてきた私に、劣等感は常に忍び寄っていて……。
おお、面白かった。
もちろんタズサという最上級の姉の存在が……という展開で、それがなかなかピッタリ填まったと思う。もうなんというか、アイスリンク外のドラマで盛り上がって、演技のあれこれで興奮するのは1,2巻だけで十分、とさえ思える。それはそれで面白いからいいんだけど。
あとチェリーボム。これはもう破壊力大きすぎて、電車の中だったからどうしようもなかった。銀カレが完結して、次はこういうのをふんだんに盛り込んだのを作ってくれたら……とは思うけど、この一瞬だけなんだろうなあ。
なんか今なら、実はピートは生き霊で〜、みたいな展開も許せる気がしてきた。